自動車業界の再編がいよいよ風雲急を告げている。中国比亜迪(BYD)が急成長する中で、ホンダと経営危機に陥った日産自動車が経営統合協議に入った。だが、これを20世紀から自動車業界で繰り広げられてきた台数規模を巡る争いの延長戦と考えれば見誤る。
第4回となった日経ビジネスのNPS(顧客推奨度)調査。その結果を2月24日号の特集「 NPSランキング2025 1万人の推しブランド ...
2024年秋、米ボーイングの工場が操業を停止した。労使交渉が難航し、約3万3000人の従業員がストライキに踏み切ったためだ。最終的に4年間で38%という大幅な賃上げで決着したものの、ストは7週間を超え、航空業界全体に波紋を広げた。労働組合側で交渉の先 ...
森岡毅氏率いる刀(大阪市)が強みとするのが、特徴を生かした事業開発だ。2025年夏に沖縄北部に開業する「ジャングリア」でもその考えに沿い、「やんばるの森」や元の地形を生かす。『森岡毅 必勝の法則 逆境を突破する異能集団「刀」の実像』(中山玲子著、日経 ...
H&Mにとって90年代は国際展開とマーケティング戦略の転換点 試行錯誤を経て著名デザイナーとコラボ、新しい広告戦略を打ち出す ファッションブランドとしての動きを加速しながら米国やアジアにも進出 ...
生産コストを下げることへのこだわりは、しばしばファストファッションのビジネスモデルの中核として示されるが、これは日本のアパレル企業の多くと共通する取り組みである。グローバルなファストファッションのブランドとの競争に直面する中、日本のアパレル企業は一般 ...
2024年11月、東京電力の福島第1原子力発電所で、遠隔操作ロボット装置「テレスコ」が偉業を成し遂げた。「3.11」として知られるマグニチュード9.0の東日本大震災と津波に襲われて損傷した福島第1原発の3つの原子炉の1つ(2号機)から、溶融した(後、 ...
コストコは2024年8月期の純利益が過去最高の約74億ドル(約1兆1300億円)となり、直近の5年間で2倍に膨らんだ。一方で「医療や歯科保険といった福利厚生の内容は削られてきた」と、配送部門で11年半働くロバート・キャンパスさんは嘆く。「株主ばかりを ...
1月20日に行われたトランプの大統領就任式。現場を筆者はフィールドワークした。会場周辺では男性の海兵が着飾った女性を連れてパーティーに向かう。白人至上主義団体が鳴り物入りでやってくる。トランプが目指す「偉大なアメリカ」がそこにはあった。
オリンパスは真のグローバル企業として持続的に成長するため、2019年度から段階的にジョブ型の人事制度を導入している。今回はその背景と導入による効果についてお伝えしたい。私が企業改革に取り組んだ当時、海外売上高比率は9割近くを占めており、数字だけ見ると ...
海外から上陸した「黒船ブランド」が日本で輝きを放っている。スニーカー市場では米ナイキに競り勝つ欧州発の新興ブランドが現れた。異国の地でファンの心をわしづかみにした決め手は何だったのか。
国内最古参の電池専業メーカーであるジーエス・ユアサコーポレーション(GSユアサ)。かつて世界の先陣を切ったEV用電池も今では中韓勢が席巻。規模で勝負はできない。多様な電池を手掛ける「マルチパスウェイ」で独自の地位を築く。